SAPを学習するには?SAP Learning Hubのすすめ(vol.75)
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皆さまはSAPについて学習する場合、どうされているでしょうか?
知見のある上司や先輩に教えを請いますか?
あるいは、インターネットに散らばる様々な情報を検索しますか?
はたまた、SAP主催のオンラインセミナーやトレーニングを利用しますか?
もちろんどれも正解ですが、その選択肢にSAP Learning Hubを加えてみるのはいかがでしょうか。
「SAPは敷居が高い」、「どこから学習すればよいのか分からない」、「必要な情報をすぐに検索したい」、そんな皆さまにピッタリのSAP Learning Hubについて、わかりやすく丁寧に解説します。
SAP Learning Hub とは
まず、SAP Learning Hubとは一体何なのか、そこから解説します。
SAP Learning Hubとは、SAP社が提供している有償オンライン学習コンテンツのことです。
24時間365日、自分の好きなタイミング、自分の好きな場所からSAPの学習コンテンツにアクセスすることができ、自分のペースで学習を進めることができます。その学習コンテンツはなんと9,000以上、現在も日々コンテンツは追加されています。
少し昔ですと、長いもので丸10日間、トレーニングセンターに足を運びセミナーを受講するなんてこともありましたが、このSAP Learning Hubであれば、業務の隙間時間を利用したり、テレワークしながら活用することも可能となります。
また、SAP社が提供しているため、常に最新かつ正確な情報を入手できるというメリットがあります。
基本的には1年間のサブスクリプション形式で販売されており、後述するEditionによって価格は様々です。
SAP Learning Hubでできること
さて、SAP Learning Hubの概要について解説しましたが、実際にどのような機能があるのかが重要ですよね。そこで本章では、SAP Learning Hubの主要な機能4点を解説します。
- Learning Content
Learning Contentは、E-bookやE-learning、Handbookを含む、多くの学習コンテンツを利用することができる機能です。調べたい単語や気になるトピックをキーワードとして入力すれば、すぐに自分が求めている資料や情報を探すことができます。もちろん、学習のレベルや学習方法でフィルターをかけることもできますし、学習したい領域からドリルダウンすることで目的の資料を検索することも可能です。
一部のコンテンツを除き、資料のダウンロードが可能なため、インターネットが利用できない環境でも学習できるといったメリットもあります。 - Learning Rooms
Learning Roomsは、SAP Learning Hub上で提供されるバーチャル空間のことを指し、SAPの専門家や他のLearning Hub購入者との交流が可能となります。文字通り、学習するための部屋が分野ごとに幾つも分かれていて、部屋ごとにその分野の専門家がモデレータとして在室しています。参加者からの質問に対する回答、また、関連動画の共有などを通して、最新情報のキャッチアップを行うことができます。
SAPの専門家や他のLearning Hub購入者と双方向のやり取りを行えるのがポイントで、提供されている資料を読むだけでは理解しにくい部分や、常日頃、悩んでいる部分をピンポイントで解決することができるのが特長です。
ただし、世界で利用されているSAPですので、基本的なコミュケーションは英語で行う必要があります。その点は注意しましょう。 - Learning Journeys
Learning Journeysは、SAPスキル習得の道標となる学習フローを示してくれる機能です。例えば、「SAP認定コンサルタント資格取得のために勉強したいけど、どこから手をつけていいか分からない」といった方は、まずここから見てみましょう。具体的に、何を、どこから、どのように学習すべきか、合格までの学習の道筋が記載されています。概要レベルから詳細レベルまで、フローに沿って記載されており、各タイルにマウスオーバーすれば、必要な学習コンテンツや学習目安時間が表示されます。流れに沿って学習を進めれば、必要な知識を効率的に身に付けることが可能となります。
※SAP Learning Hubを契約していなくても学習フローを見ることは可能ですが、見ることができるだけで、そこに紐づく学習コンテンツを利用することはできません。 - SAP Learning System Access
SAP Learning System Accessは、SAPトレーニングのハンズオン環境を提供してくれる機能です。「自分の学習のために社内にSAP環境を構築するのは難しい」、「どういうデータや設定を入れればよいか分からない」という方でも安心してトレーニングいただけます。用意されたハンズオン環境で実際に手を動かすことで、より確実に技術を習得することができます。現在、450を超えるコースが用意されており、あらゆる領域をサポートしています。
「Learning Content」や「Learning Rooms」の知識だけでは不安だという方は、こちらを利用してみるのもよいかもしれません。
ただし、注意すべき点としては、SAP Learning HubのEditionによっては、別途追加で利用料金が発生する可能性があるということです。その場合、利用時間に応じて(例えば20時間や60時間という単位で)事前購入する必要があるため、「想定以上にお金を使ってしまった……」ということが無いよう注意しましょう。
SAP Learning HubのEdition
前章でも少し触れましたが、SAP Learning Hubには幾つかのEditionが存在します。利用できる機能が違っていたり、購入金額も異なるため注意するようにしましょう。
本章では、SAP Learning Hubの主要な3つのEditionを解説します。
- Discovery edition
Discovery editionは、14日間限定ではありますが、無償で利用可能なEditionです。
提供されるコンテンツや機能に制限があるものの、初めてSAP Learning Hubを利用する方にはおすすめのEditionです - Solution edition
Solution editionは、8つに分類されたSAPソリューション領域のうち、1つの領域に特化したEditionです。<Solution editionの8分類>
・SAP S/4HANA Cloud
・Digital Platforms
・Procurement and Networks
・Analytics
・Customer Experience
・Internet of Things and Digital Supply Chain
・People Engagement
・Financeそれぞれ必要な領域のEditionを購入することになります。確認できる資料が各領域内のものだけと制限される代わりに、後述する「Professional edition」より安価であり、各領域に特化した学習をする方におすすめです。加えて、オンラインSAP認定コンサルタント試験×2回分の受験チケットと60時間分の「SAP Learning System Access」が付いてきます。
- Professional edition
Professional editionは、前述の「Solution edition」のすべての領域を網羅したEditionです。
その分、高価ではありますが、すべての領域の資料を確認することができます。領域に縛られず様々な学習をしたい方におすすめです。「Solution edition」と異なり、60時間分の「SAP Learning System Access」の権利は付いてきますが、オンラインSAP認定コンサルタント試験×2回分の受験チケットは付与されないことに注意が必要です。
その他、次のEditionも存在しています。
- Business edition
- Enhanced student edition
- Edition for SAP Next-Gen
- Edition for SAP Enterprise Support
- Partner Edition
- Edition for SAP PartnerEdge
- Academic Edition
- Edition for SAP BusinessOne
- Edition for SAP Preferred Success
購入の際には、利用できる機能や金額、自分が所属する会社や団体の状況を確認し、用途にあったEditionを選択するようにしましょう。
まとめ
SAP Learning Hubについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
まだ良くわからない部分も多いかと思いますが、本ブログにてSAP学習の選択肢が一つでも増えたのであれば幸いです。SAPを利用しているユーザも、SAP導入を進めるSAPパートナーも、SAPに興味がある学生や新社会人も、SAP Learning Hubを活用し、自分のペースに合わせて学習することで、理解を深めていただければと存じます。