SAP S/4HANA対応のBIツール・DWHソリューションとは?(vol.24)
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SAP製のBIは数多く存在しますが、SAP S/4HANAでご利用可能なBIについて、整理がついていらっしゃいますか?SAP BusinessObjects(以下、SAP BO)やSAP Analytics Cloud(以下、SAC)の存在は知っていても、それぞれが内包する各機能の概要や想定されるご利用シーンの住み分けはおぼろげという方も少なくないかと存じます。
また、SAP BW/4HANAでは、SAP Business Warehouse(以下、SAP BW)のレポーティング機能を担っていたSAP Business Explorer(以下、BEx)が提供終了してしまうといった注意事項もございます。
そこで、今回は、SAP S/4HANAでご利用可能なBIツールを整理してみましょう。
目次
SAP S/4HANA対応のBIツール一覧
SAP S/4HANAでご利用可能なBIは、大きく以下の3つに分類することができます。
① | SAP S/4HANA Embedded Analytics | SAP S/4HANA組み込みのオペレーショナルレポーティング機能 |
② | SAP BW/4HANA | SAP専用Enterprise Data Warehouse(EDW)ソリューション |
③ | SAP Datasphere |
SAP BTP上のサービスの一環として提供されるクラウドネイティブなデータプラットフォーム製品 |
上記ツールごとに、用途に応じた更に細かい機能分岐がございますので、次項以降でそれらの概要をご紹介します。
SAP S/4HANA対応のBIツール① SAP S/4HANA Embedded Analytics
SAP S/4HANA Embedded Analyticsは、SAP S/4HANAのデータを直接分析に活用するために組み込まれたオペレーショナルレポーティング機能の総称で、主にフロントエンド(Fiori)とバックエンド(CDS View)で構成されます。
- フロントエンド(Fiori) :仮想データモデルを利用するためのツール群
- バックエンド(CDS View):SAP S/4HANA の物理テーブルからデータをリアルタイム照会するための仮想データモデル(Virtual Data Model)
従来のSuite on HANA(SoH)ではSAP HANA Liveとして提供されていましたが、SAP S/4HANAでは、新しい実装モデルであるCore Data Services(CDS) Viewとして提供されています。
SoHにおいては、アプリケーション層(ABAP)とデータベース層の双方で、権限やオブジェクトの二重管理が発生し課題となっていましたが、CDS Viewは仮想データモデルであるため、アプリケーション層のみでこれらを管理可能となり、アーキテクチャーがシンプル化されました。
エンドユーザー、キーユーザー、開発者向けに、データ分析ツールやレポートおよびKPIの管理ツールが用意されています。SAP S/4HANA Embedded Analyticsに内包されるツール/アプリケーションは以下の通りです。
データを分析し、その結果に基づいて行動するエンドユーザー向け
- Multidimensional reports:多次元分析レポーティングツール
- Smart Business Runtime Environment:KPIに基づく分析アプリケーション
- Analytical apps based on Analysis Path Framework (APF):グラフや表などの多次元データ表現をドリルダウンし、KPI とその影響要因を調査できるアプリ
- Query Browser:CDS Viewの定義情報の照会、ダッシュボードツール(Design Studio)との連携ツール
- Analytical Fiori applications:業務毎の分析アプリケーション
エンドユーザーを支援する分析スペシャリスト向け
- Custom View app:カスタムコンテンツ (カスタムビジネスオブジェクトなど) に基づいて独自のコンテンツを構築するツール
- Custom Analytical Queries app:レポートおよび分析に使用するツール
- APF Configuration Modeler application:APF ベースのアプリケーションを設計または拡張するツール
- Manage KPIs and Reports:KPI/レポート/ストーリーを使用するすべての分析アプリケーションを登録するための単一プラットフォーム
- View Browser:利用可能なすべての CDS ビューのリストを取得・分析を行うツール
SAP S/4HANA Embedded Analyticsは、在庫推移や納入遅延等、日々の業務オペレーションのリアルタイム分析によるタイムリーな意思決定を支援します。
SAP S/4HANAに組み込まれた機能のため、SAP S/4HANAのユーザーライセンスがあれば、誰でもご利用可能です。
SAP S/4HANA対応のBIツール②SAP Analytics Cloud(SAC)
SACは、可視化・自由分析・データ検索、予算・計画管理、機械学習による予測・影響分析といった複数の Analytics ソリューションを、統合された単一のクラウドアプリケーションとして提供します。
SACはその開発基盤に SAP Business Technology Platform を使用しています。データソースとなるSAPシステムやNon SAPシステムなどのデータを取得しBI、計画、予測といった主要機能を軸に高度なビジュアライゼーション分析や予算計画を実現します。
情報の分析と意思決定に必要な次の3つの機能を単一のユーザエクスペリエンスで提供します。
- SAP Analytics Cloud for BI(可視化・自由分析・データ検索):
数値と軸を指定するだけの簡単操作で、データをビジュアル化し、ストーリーを作成できるため、ユーザー自身で自由に分析・可視化が可能。
また、ユーザーのローカルデータと企業データをブラウザ上で統合し、多様なデータソースへのアクセスが可能なため、可視化・分析が容易。 - SAP Analytics Cloud Planning(予算・計画管理):
レポート上でクイックに配賦ドライバを設定でき、配賦元、配賦ドライバ、配賦先の設定により、複数ステップを一括実行して多段階の配賦を実現可能。また、計画バージョン管理は公開、非公開バージョンを定義でき、計画中予算や、確定予算などのと入力タスク依頼の制御が可能。 - SAP Analytics Cloud Predictive(機械学習による予測・影響分析):
機械学習により、インサイトの獲得や、探索的なデータ管理、アウトプットの生成を支援。また、統計モデルの構築により、履歴データに基づいて将来の値を予測、結果を計画やストーリーに埋め込み可能。
上記3のうち、SACの特徴である機械学習機能としては、以下の4つの機能がございます。
- Search to Insight(自然言語でインサイトを検索)
- 自然言語処理や自動補完機能によって対話型でデータやインサイトを取得可能
- 取得したデータや分析結果をストーリーに再利用
- Smart Insights(インサイトの自動生成)
- ビジュアライゼーションの特定のデータポントについて、その値に影響を及ぼしている要因を探るインサイトの獲得をワンタッチ操作で実行
- インサイトのチャートと説明テキストを自動作成
- Smart Discovery(データ探索/ストーリー作成の自動化)
- データの示唆する情報を多面的に捉える探索的なデータ理解を支援
- KPIのキーインフルエンサーの発見、インフルエンサーによる数値ターゲットのシミュレーション、列の相関の発見をガイド付きで実行
- ダッシュボードを自動生成
- Smart Predict(予測分析/スコアリング)
- 履歴データに基づいて将来の値を予測
- 最良の結果をもたらすためにおこる将来の出来事の可能性を予測
- 機械学習による洞察を計画やストーリーに埋め込み可能
上記の他、使い慣れたExcelでSACのデータを分析可能にするSAP Analysis for Microsoft Officeや分析アプリケーション設計者のためのアジャイルな開発環境であるAnalytics Designer、さらに経営会議などで使用できるダッシュボードに特化にしたDigital Boardroomといった機能もございます。
SACのライセンス購入について
SACのライセンスは、いずれも月額定額のサブスクリプションモデルです。契約期間は最短1年間、最長5年間です。SACの本番環境用のライセンスには、パブリックオプションとプライベートオプションがあります。また、本番環境用とは別途、テストテナント用のライセンスもございます。SACのアナリティクス機能を使用するには、使用する機能モジュール(BI、Planning)に応じたライセンスが利用ユーザー数分、またはセッション数分必要です。
SAC for BI / SAC for Planningのライセンスは指名ユーザー(NUL: Named User License)のみです。
SACの本番環境用ライセンス構成の決め方は以下の通りです。
- ライセンスの種類と数量を決める
ユーザーライセンスタイプと利用可能な機能は以下となります。
- テナントのタイプを決める
SACの本番環境用のライセンスには、パブリックオプションとプライベートオプションがあります。- パブリックオプション:
SAC複数テナントで単一HANAシステムリソースを共有 - プライベートオプション
SAC複数テナントに対してそれぞれ専用のHANAシステムリソースを割り当て
- パブリックオプション:
*補足:
HANAシステムリソースとは「メモリ、ディスク、CPU」のことを指します
SAP S/4HANA対応のBIツール③ SAP BusinessObjects(SAP BO)
SAP BOは、さまざまな情報活用シーンに適したBIフロントエンドツールです。
SAP BOには様々なフロントエンドツールやBIプラットフォーム機能が含まれていますが、大きく以下の4つに分けられます。
① | Crystal Reports ~緻密な書式の帳票出力~ |
ピクセル単位でのレイアウト調整、スクリプトによる動的な改ページ制御、画像のオーバーレイ、バーコー ド印字 などの豊富な機能を活用し、細やかな帳票出力要件に応えます |
② | Web Intelligence ~アドホックレポーティング~ |
ドラッグドロップによるデータ選択、ノンコーディングでの Web レポート作成、ドリルやフィルタによる自由な視点の切り替えによって、不意に生じるビジネス上の疑問をその場で解消することができます |
③ | Lumira ~洗練されたBIアプリケーション~ |
ビジネスデータやストリーミングデータを豊富なビジュアルコンポーネントでリアルタイムに可視化、スクリプティングによるダイナミックな対話操作が可能な分析アプリケーションをデザインすることができます |
④ | Analysis for Microsoft Office ~報告資料作成の効率化~ |
使い慣れたExcel スプレッドシートを用いた集計や多次元分析、分析結果の PowerPoint プレゼンテーションへの埋め込みによって、報告資料作成に関する工数を削減します |
上記に加え、SAP BOは、レポーティングプラットフォームの効率的な運用を支援する管理機能を有しており、エンタープライズ利用に適したBIとなります。
また、ユニバースという機能を使用することで、データ構造に関する知識がなくとも、ビジネス用語による検索が可能です。
(ユニバースは、分析で使用するデータの仮想的な統合、分析軸/計数や集計ロジックの定義、利用ユーザーに公開するためのビジネス用語を一元管理することのできる業務別・目的別ビューのことです。これにより、ビジネスユーザー主体の情報活用の促進と、IT部門によるデータモデル保守の効率化を可能とします)
その他、不正アクセスから重要なデータを保護する強固なセキュリティ機能や利用規模とシステム要件にあわせた柔軟なデプロイメントモデルを有しています。
ご参考までに、上記の機能をより詳細に分類すると以下となります。
クエリー自由分析 | Web Intelligence | ○柔軟で生産性の高い分析レポーティング ・ビジネス用語でのデータ選択 ・容易なドリルダウン、スライス&ダイス、ドリルスルー |
定型帳票 | Crystal Reports | ○生産性の高いGUIで細かいレポート要件へ対応 ・リスト、フォーム、クロス集計、業務帳票、法定帳票へ対応 ・GUIでグリッドに合わせて正確なレポート作成 |
ダッシュボード アプリケーション 開発ツール |
Lumira Designer | ○拡張性のあるモバイル最適化ダッシュボード ・SAP BW 、HANA 上で分析を実施 ・スクリプティングによるロジック拡張 |
データ探索&可視化 | Lumira Discovery | ○セルフサービスでのデータ収集・加工・視覚化 ・ポイント クリックで必要なデータを収集/結合/加工 ・簡便な操作と豊富なビジュアライゼーション機能による視覚化 |
OLAPデータ分析 | Analysis for MS Office |
○MS Officeアドイン型 MOLAP 分析ツール ・HANA、SAP BWのデータをExcel、PowerPointで集計/可視化 ・分析結果をそのまま報告資料として利用 |
OLAPデータ分析 | Analysis for OLAP |
○データを自在に分析するMOLAP 専用ツール ・SAP BW をはじめとする各種 OLAP データをサポート ・複数キューブのデータをレポート上で統合可能 |
MS Officeとの融合 | Live Office | ○MS Office上で直接 BI データを取得・更新 ・Excel 、 PowerPoint , Outlook, Word に対応 ・「最新表示」のクリックひとつでデータを更新 |
BIプラットフォーム | Business Intelligence Platform |
○情報活用のためのフレームワーク ・ブラウザ上でのレポート閲覧、作成、編集 ・フォルダ単位、グループ単位での容易なアクセス権保守 ・ログインや利用情報の監査、監査用サンプルレポート ・ERP 接続のための Integration Kit を包含 |
モバイル対応 | Business Intelligence Mobile Engine |
○モバイルデバイスによる情報活用 ・いつでも、どこからでも!見たい情報を常に手元に ・各種モバイル端末で稼働するネイティブアプリケーションを提供 |
SAP BOは、インタラクティブなデザインUI、きめ細やかな書式設定、豊富な関数やアラートによる集計機能を使用し、Webベースのアドホックなレポートや印刷用途の定型帳票を作成することができます。
また、使い慣れたMicrosoft Officeとの連携による作業効率化を促進可能です。
SAP BOライセンスは、購入ライセンス数に上限がなくエンタープライズ利用に適した「SAP BusinessObjects Enterprise」の2つのパッケージと、限られた規模での利用を想定したパッケージ「SAP BusinessObjects BI, Edge」と「SAP Crystal Server」があり、パッケージにより利用可能なフロントエンドツールの種類が異なります。
※詳細なライセンスメトリックについては割愛いたします。
SAP BW完全ガイド
~ “これまで” と “これから” のBWの全てが分かる ~
SAP S/4HANA対応のDWHソリューション一覧
SAP S/4HANAでご利用可能なDWHソリューションは、大きく以下の2つに分類することができます。
① | SAP BusinessObjects | さまざまな情報活用シーンに適したBIフロントエンドツール |
② | SAP Analytics Cloud | 情報活用に必要な機能をワンストップで提供するBIクラウドアプリケーション |
上記ソリューションについては、次項以降でそれらの概要をご紹介します。
SAP S/4HANA対応のDWHソリューション① SAP BW/4HANA
SAP BW/4HANAは、複数システムから収集したデータを統合し、業務やビジネスプロセスをまたいだ分析を可能とする次世代のエンタープライズデータウェアハウスです。
2016年9月にリリースされたSAP BWの後継製品であり、インメモリDBであるSAP HANAをデータ管理基盤とすることで、クエリーの高速化、データロードの処理性能向上、物理キューブを必要としないシンプルなモデリングを実現しました。
ビジネスコンテンツという、主要な業務分野に対する事前定義の分析テンプレートを内包しており、これを活用したプロトタイピングとスパイラルアプローチにより、開発期間/コストを大幅に圧縮できます。
また、従来のSAP BWでは10種類のデータモデリング用のオブジェクトがありましたが、これを4つに削減することで、データの冗長性が極力排除された柔軟なデータモデルを設計できるようになりました。
データライフサイクル管理においても、利用頻度に応じて、Hot/Warm/Coldの3段階でデータを分類することで効率化されています。
- Hot:
リアルタイム処理やリアルタイム分析のためのミッションクリティカルデータを保持するために利用される領域。
データは常時インメモリ・ストアに保持されます。 - Warm:
パフォーマンス要件を緩和したアクセス頻度の低いデータを保持するために利用される領域。
データはより多くのデータを保持できる専用のインメモリノード(エクステンション・ノード)に保持されます。 - Cold:
非常に大量のデータや非常にアクセス頻度が低いデータを保持するために利用される領域。
データは外部ストレージ(SAP IQまたはHadoop)に保持されます。
UIについても、SAP GUIベースのものから、SAP HANA Studioに統合されたSAP BW/4HANA Modelling ToolsやHTML5ベースの管理者向けのSAP BW/4HANA Administrator Cockpitなどへ刷新されており、操作性も向上しています。
ただし、序章でも申し上げた通り、SAP BW/4HANAではBExはサポートされないため、SAP BOなどの別途BIツールが必要となります。
SAP BW/4HANAは、大量のデータを処理することに適しており、複数システムから収集したデータを多拠点横断の対前年実績推移等、ヒストリカル分析までを可能にします。
SAP BW/4HANAを使用するためには、①SAP BW/4HANAライセンスと②SAP HANAライセンスが必要となります。
①SAP BW/4HANAライセンスメトリック
・ライセンスメトリックは SAP HANA メモリサイズ(1 ユニット =64GB)です
・最小で1ユニットから上限なく販売可能です
・販売ユニット数に応じて段階的に単価が下がる Tiered Pricingです
②SAP HANAライセンスメトリック
・SAP BW/4HANA と組み合わせ可能なフルユース版ライセンスはSAP HANA, enterprise editionです
・フルユース版のライセンスメトリックは SAP HANA メモリサイズ( 1 ユニット =64GB です)
・SAP BW/4HANA と組み合わせ可能なラインタイム版ライセンスはSAP HANA, Runtime edition for Applications & SAP BW(通称 HANA REAB)です
・ラインタイム版はHSAV 15%がライセンス金額です
※使用するHANAライセンスが、フルユース版 or ランタイム版のどちらであるかに依存して、 SAP BW/4HANAのデータモデリングやデータエクスポートに関する制約が異なります
※詳細なライセンスメトリックについては割愛いたします
SAP S/4HANA対応のDWHソリューション② SAP Dataspere
SAP Datasphere は、SAP Business Technology Platform(SAP BTP)上のサービスとして提供される、クラウドネイティブなデータプラットフォームです。SAPシステムとのシームレスな連携はもちろん、様々なデータソースからのデータ収集 / データ統合 / データカタログ / セマンティックモデリング(分析モデル構築) / データウェアハウス(DWH) / データフェデレーション(透過アクセス) / データ仮想化といった機能群を、単一のプラットフォーム上で提供しています。これは、従来の「SAP Data Warehouse Cloud」の後継製品であり、より広範なデータ統合と分析機能を備えています。
2024年9月現在、日本ではAWS(Amazon Web Services)環境でのみ利用可能ですが、今後、他のクラウドプラットフォームへの展開も期待されています。SAP Datasphereを利用するには、SAP BTPのグローバルアカウントが必要です。
SAP Datasphereは、サブスクリプション型のライセンス体系を採用しており、リソース消費量に基づいて課金されるコンサンプションモデルとなっています。具体的には、「Capacity Unit」と呼ばれる単位で、利用したインフラストラクチャリソース(メモリ、CPU、ストレージなど)に応じて課金されます。
SAP Datasphereには、SAP BWのデータ連携機能を直接利用するためのアドオン機能として「SAP BW bridge」が提供されています。これにより、既存のSAP BW資産を最大限に活用することができます。
SAP対応データ連携/BIツールの最適解~BIツールの最適解~
まとめ
冒頭で申し上げた通り、SAP S/4HANAでご利用可能なBIツールは、大きく3つのツールに分類可能ですが、その内容は多岐にわたり、用途に応じた使い分けが必要となります。
特に、SAP BWのレポーティング機能を担っていたBExが提供終了してしまうといった注意事項があります。
電通総研が提供するSAP専用BIテンプレート:BusinessSPECTREは、SAP BWと同等の機能を有する(BExと同等の機能も有する)SAP S/4HANA対応のBIツールとなります。
BusinessSPECTREは、SAP BIツールのライセンスと異なり、ユーザーライセンス課金ではなく、サーバーコア課金であるため、経営層から管理部門および現場の業務部門に至るまで多くのお客様にリーズナブルにご利用いただけるソリューションとなります。
SAP S/4HANA対応のBIツールでお悩みでしたら、是非、電通総研のBusinessSPECTREも選択肢の一つとしてご検討いただけますと幸いです。
BusinessSPECTREご紹介ページ:https://erp.dentsusoken.com/solution/sap-bi-businessspectre
※本記事は2024年12月27日の情報を基に作成しています。各 SAP BIソリューションに関する詳しいお問い合わせは、SAPジャパン株式会社のサイト(https://www.sap.com/japan/index.html)からお問い合わせください。